Japan DRLs 2025 診断参考レベル一覧|自施設線量との比較
J-RIME「日本の診断参考レベル(2025年版)」の診断参考レベルを、CT・小児CT・一般撮影・マンモグラフィ・歯科・IVR・核医学のモダリティ別に掲載しています。施設の線量データをCSVで読み込めば、自施設の中央値との比較もそのまま行えます。すべてブラウザ内で処理し、データを外部に送信しません。
Japan DRLs 2025 の診断参考レベル
出典:医療被ばく研究情報ネットワーク(J-RIME)「日本の診断参考レベル(2025年版)」
j-rime.qst.go.jp/report/JapanDRLs2025_ja.pdf(PDF・報告書本体)
全 95 値。数値はすべてJ-RIME報告書の該当節と照合しています。
CT(成人)10値
| DRLカテゴリ | CTDIvol [mGy] | DLP [mGy·cm] |
|---|---|---|
| 頭部単純ルーチン | 67 | 1260 |
| 胸部1相 | 11 | 430 |
| 胸部~骨盤1相 | 13 | 940 |
| 上腹部~骨盤1相 | 14 | 720 |
| 肝臓ダイナミック | 13 | 1630 |
| 冠動脈 | 57 | 940 |
| 冠動脈(プロスペクティブ撮影) | 49 | 770 |
| 冠動脈(単純・カルシウムスコア撮影) | 8 | 160 |
| 急性肺血栓塞栓症&深部静脈血栓症 | 12 | 2300 |
| 外傷全身CT | — | 5290 |
一般撮影17値
| DRLカテゴリ | 入射表面空気カーマ Ka,e [mGy] |
|---|---|
| 胸部正面(100kV未満) | 0.3 |
| 胸部正面(100kV以上) | 0.2 |
| 検診胸部正面(100kV以上) | 0.2 |
| 腹部正面(臥位) | 1.4 |
| 頭部正面 | 1.3 |
| 頚椎正面 | 0.5 |
| 胸椎正面 | 1.8 |
| 胸椎側面 | 3.4 |
| 腰椎正面 | 2.5 |
| 腰椎側面 | 5.5 |
| 骨盤正面 | 1.7 |
| 乳児股関節(0〜1歳) | 0.1 |
| 乳児胸部(0〜1歳) | 0.1 |
| 小児胸部(5歳) | 0.1 |
| 小児股関節(5歳) | 0.2 |
| 小児全脊柱(5歳) | 0.2 |
| 小児全脊柱(10歳) | 0.3 |
マンモグラフィ3値
| DRLカテゴリ | 平均乳腺線量 DG [mGy] |
|---|---|
| 臨床データに基づく2Dマンモグラフィ | 1.4 |
| 臨床データに基づくDBT | 1.6 |
| PMMA 40mm | 2.2 |
歯科12値
| DRLカテゴリ | 線量指標値 |
|---|---|
| 口内法 上顎前歯部(成人・Ka,i: mGy) | 1.1 |
| 口内法 上顎犬歯部(成人・Ka,i: mGy) | 1.2 |
| 口内法 上顎小臼歯部(成人・Ka,i: mGy) | 1.3 |
| 口内法 上顎大臼歯部(成人・Ka,i: mGy) | 1.9 |
| 口内法 下顎前歯部(成人・Ka,i: mGy) | 0.9 |
| 口内法 下顎犬歯部(成人・Ka,i: mGy) | 1 |
| 口内法 下顎小臼歯部(成人・Ka,i: mGy) | 1.1 |
| 口内法 下顎大臼歯部(成人・Ka,i: mGy) | 1.3 |
| パノラマ撮影(PKA: mGy·cm²) | 130 |
| 歯科用CBCT FOV<40cm²(PKA: mGy·cm²) | 720 |
| 歯科用CBCT FOV 40〜100cm²(PKA: mGy·cm²) | 1500 |
| 歯科用CBCT FOV>100cm²(PKA: mGy·cm²) | 2200 |
IVR22値
| DRLカテゴリ | Ka,r [mGy] | PKA [Gy·cm²] |
|---|---|---|
| 診断カテーテル検査(心臓) | 520 | 47 |
| 非CTO PCI | 1300 | 100 |
| CTO PCI | 2500 | 200 |
| 非PVI RFCA | 200 | 27 |
| PVI RFCA | 260 | 38 |
| TAVI(経大腿アプローチ) | 530 | 78 |
| 脳血管内治療:嚢状動脈瘤 | 2400 | 190 |
| 脳血管内治療:脳動静脈奇形 | 3700 | 330 |
| 脳血管内治療:脳硬膜動静脈瘻 | 4300 | 450 |
| 脳血管内治療:頸部頸動脈狭窄・閉塞 | 700 | 130 |
| 脳血管内治療:急性脳動脈狭窄・閉塞 | 1000 | 160 |
| 脳血管内治療:頭蓋内腫瘍 | 1900 | 230 |
| TACE | 1200 | 220 |
| TEVAR | 630 | 170 |
| EVAR | 910 | 200 |
| UAE(子宮筋腫) | 710 | 150 |
| PAVM simple type | 870 | 150 |
| BRTO(左腎静脈経由) | 1100 | 230 |
| EVT 非CTO 腸骨動脈 | 360 | 69 |
| EVT CTO 腸骨動脈 | 740 | 120 |
| EVT 非CTO 浅大腿動脈 | 160 | 36 |
| EVT CTO 浅大腿動脈 | 310 | 54 |
核医学15値
| DRLカテゴリ | 投与量 [MBq] |
|---|---|
| 骨:99mTc-MDP | 930 |
| 骨:99mTc-HMDP | 930 |
| 脳血流:99mTc-ECD(安静あるいは負荷1回のみ) | 800 |
| 脳血流:99mTc-ECD(安静+負荷) | 1100 |
| 脳血流:123I-IMP(安静あるいは負荷1回のみ) | 200 |
| 脳血流:123I-IMP(安静+負荷) | 270 |
| 心筋血流:99mTc-tetrofosmin(安静あるいは負荷1回のみ) | 840 |
| 心筋血流:99mTc-tetrofosmin(安静+負荷) | 1200 |
| 心筋血流:99mTc-MIBI(安静あるいは負荷1回のみ) | 840 |
| 心筋血流:99mTc-MIBI(安静+負荷) | 1200 |
| 肺血流:99mTc-MAA | 260 |
| 甲状腺:99mTcO4- | 240 |
| 腫瘍・炎症:67Ga-citrate | 120 |
| 腫瘍ブドウ糖代謝:18F-FDG(院内製剤) | 240 |
| 腫瘍ブドウ糖代謝:18F-FDG(デリバリー) | 240 |
小児CT16値
| DRLカテゴリ | CTDIvol [mGy] | DLP [mGy·cm] |
|---|---|---|
| 頭部(0-<1歳) | 27 | 460 |
| 頭部(1-<5歳) | 34 | 610 |
| 頭部(5-<10歳) | 44 | 810 |
| 頭部(10-<15歳) | 55 | 1000 |
| 胸部(0-<1歳) | 2 | 50 |
| 胸部(1-<5歳) | 3 | 80 |
| 胸部(5-<10歳) | 4 | 120 |
| 胸部(10-<15歳) | 6 | 230 |
| 腹部(0-<1歳) | 2.5 | 70 |
| 腹部(1-<5歳) | 3.4 | 120 |
| 腹部(5-<10歳) | 4.5 | 180 |
| 腹部(10-<15歳) | 7 | 340 |
| 頸部~骨盤(0-<1歳) | 2 | 80 |
| 頸部~骨盤(1-<5歳) | 2.8 | 145 |
| 頸部~骨盤(5-<10歳) | 4 | 220 |
| 頸部~骨盤(10-<15歳) | 7 | 510 |
DRLは線量限度ではなく最適化の指標です。施設側は自施設の線量データの中央値を代表値として、対応するDRL値と比較します。臨床的な必要性があれば超えてもかまいません。
・本ツールの DRL 値は Japan DRLs 2025(J-RIME)報告書の該当節から転記し、全件を原典と照合しています(最終照合 2026-09-09)。
・DRL は線量限度ではなく最適化の指標です。自施設データの中央値が DRL 値を超えた場合はプロトコールの見直しを検討してください。
・本ツールは代表的な検査カテゴリを収載しています。診断透視・治療計画CT・小児心臓CT・小児心臓IVR・SPECT/CT・PET/CT の Hybrid CT、および核医学の全薬剤一覧は未収載です。これらは原典をご参照ください。
・歯科の口内法は成人値を収載しています(小児値は原典参照)。パノラマは PKA のみで、線量幅積 DWP は未収載です。
・アップロードされたデータはブラウザ内のみで処理され、外部サーバーには送信されません。
j-rime.qst.go.jp/report/JapanDRLs2025_ja.pdf(PDF・報告書本体)
DRL(診断参考レベル)とは|DRLs2025の比較方法
DRL(Diagnostic Reference Level/診断参考レベル)は、医療被ばくを最適化するための目安値です。標準的な体格の患者で、各施設の線量が他施設と比べて著しく高くなっていないかを確認するために用います。個々の患者に対する線量限度ではありません。
DRLs2025とは:J-RIME(医療被ばく研究情報ネットワーク)が公表した日本の最新の診断参考レベル(2025年版)です。CT(CTDIvol・DLP)、一般撮影、マンモグラフィ、IVR、核医学、歯科、小児CTなど、モダリティ別・検査部位別に値が設定されています。
比較方法:施設側は、収集した線量データの中央値を代表値として、対応するDRL値と比較します。75パーセンタイルはDRL値そのものを設定するときに全国調査データから用いられた統計量であり、各施設が自施設データから求める代表値ではありません(DRLs2025では、DRL値は「線量調査などで得られた DRL 量の分布(75 パーセンタイルなど)を参考にして」定められる、とされています。CTの章では「原則として、2024 年の調査結果の 75 パーセンタイル値を有効数字 2 桁で丸めた値を DRL として設定する方針とした」と記載されています)。自施設の中央値がDRLを超えている場合は、画質を確保しつつ撮影条件(プロトコール)の見直しを検討します。
※ 本ツールはCSVデータをすべてブラウザ内で処理し、外部送信しません。出典:J-RIME 日本の診断参考レベル(2025年版)。
📖 より詳しい解説:実効径と水等価径の違いとは|SSDEの使い分けと線量管理の実務(RT-Lab Blog)
🔧 関連ツール:CT線量推定ツール(SSDE・実効線量) / 一般撮影条件参照ツール
よくある質問
DRL(診断参考レベル)とは何ですか?
DRL(Diagnostic Reference Level/診断参考レベル)は、医療被ばくを最適化するための目安値です。標準的な体格の患者で、各施設の線量がDRLを大きく超えていないかを確認するために用います。個々の患者の線量限度ではありません。
DRLs2025とは?
DRLs2025は、J-RIME(医療被ばく研究情報ネットワーク)が公表した日本の最新の診断参考レベル(2025年版)です。CT(CTDIvol・DLP)、一般撮影、マンモグラフィ、IVR、核医学、歯科、小児CTなどモダリティ別に設定されています。
施設の線量がDRLを超えたらどうする?
DRLは線量限度ではなく最適化の指標です。施設側は自施設の線量データの中央値を代表値として用い、それがDRL値を超える場合に、画質を確保しつつ撮影条件(プロトコール)の見直しを検討します。なお75パーセンタイルはDRL値を全国調査から設定する際に用いられた統計量であり、施設側が求める代表値ではありません。